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2005年 06月 07日

一年前

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(PG Annex 2004年7月6日より)
一年前_d0029339_2231361.jpg
(PG Annex 2004年7月7日より)

Fotologにアクセス出来なくなって、そろそろ1ヶ月余り。サーバーは生きているらしいん
だけど、うちの環境からはアクセス出来ず。アップ済みの古いファイルを見てみると、
最初のものが去年の7月頃だから、約1年の月日が流れた事になる計算。

その頃まで、長い間カメラに触るという習慣がほとんど途絶えていたんだけれど、ふとした
きっかけから、また写真を撮るようになった。その夏に買った新しいデジカメもやっとの事
体に馴染んできてくれて、最近は何がどう写るのかが、ほぼ予想出来るようになってきた。

Fotologなんか(こことかもね)にアップする写真って、選ぶ基準が別によく撮れてるとか
っていう事では無くって、何となく自分で気に入ったというだけの写真が多くなっている。
他にいくらでも綺麗な景色の写真があるのに、道端の枯れた花や、ごく普通の雲だったり。
その中には、その写真を撮った時の記憶や、写っているものの隣に確かに存在したもの、
そんなものがいっぱい詰まってる。誰でも見る事が出来るけれど、写っているものだけでは
判らない、恐ろしく私的な空間。一枚一枚と枚数を重ねる度に、何もなかった部屋の中に
大好きな本を置いて、花屋さんで買ったサボテンを置いて、と、だんだんと自分の居心地の
いい環境に整えていく。そんな感じかも。部屋の中の物を全部持って引っ越せば、ほぼ同じ
環境をまた手に入れる事が出来るんだろうけど、部屋の間取りが違っていたり、窓の向きが
違っていたり。住んでいるお隣さんも違ってくるので、毎週届けてくれていた美味しかった
焼きたてのパンも、もう届かない。

ん?いったい何が書きたいんだろう(笑)。
仕事を終えて疲れて家に帰ってきたら、漂流教室のように、住んでいた場所がそっくりと
無くなってしまったようなものなので、何か後味が悪い気分。自分の家が潰れてしまった
だけならば、まだ諦めもつくけれど、町ごと消えて無くなってしまうのは、少し悲しい。

(写真は、Fotologにアップした最初の2枚。)

by foujita | 2005-06-07 01:45 | Fotolog


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